Androidのバージョンが2.3.3なので...
お借りしたU8650のAndroidのバージョンは2.3.3です。
バージョン2.3.3と2.3.4の違いはRL-700S的にはもの凄く大きいのです。2.3.4からRL-700Sで使用しているISO15693のタグに対してNDEFというNFCフォーラムが定める標準フォーマットでの読み書きができるのです。NDEFで読み書きができるということはアプリからするとNFCタグの種類(MifareだFeliCaだ等)を意識しないですむので楽チンです。
というわけでいくつか自作のアプリも動かせるやつが限られてきます。
twitterラベル診断という合コン向けアプリを公開してるんですが、そちらもせっかくのRL-700Sで発行したtwitterラベルが、
この有様です...。
MifareやFeliCa LiteにNDEF書き込めば2.3.3でも使えますからね。
もう1つ。ポケモソゲットだぜ!というアプリを作ってます。著作権的に公開できませんが...。
こちらは2.3.3の時に15693のコマンド直叩きでアプリ作ってますんで動きます!
まぁ差し障りのないプレイヤタグを読んだ画面がこんな感じ。
実際のポケモソ捕まえる動作は@touchRLにどこかでお会いした時にムリヤリ見せられることでしょう。www
HUAWEI U8650をお借りして、自動認識展でデモしてきました
HUAWEI U8650とは?
HUAWEIとは中国のメーカーで、下記記事にもあるようにローエンドなスマホを手がけています。
今回、低価格なのにNFC付き!トルコで$215程度で売り出す予定とされているU8650を特別に@ykatabamiさんに貸して頂いたので、8/31〜9/2に行われた自動認識展において、サイト誘導用のNFCタグ自作体験デモにおいても使わせて頂きました。
自動認識展のデモ風景〜♪
NFCタグ自作について
自動認識展でもやっていたNFCタグ自作の流れをHUAWEI U8650を用いて見てみましょう。
生NFCタグを用意しましょう。今回は日精さんもオンラインで売っているMifare Ultralightのタグでやってみます。
起動すると、View、Create、Erase、Protect、Browse historyとメニューが表示されます。今回はCreateします。(わかりづらい写真ですいません)
Newで新しいデータを書き込みます。履歴から過去に作ったタグの複製も作れます。
予め用意されたURLが数種ありますが、今回new bookmarkで自サイトのURLを入力します。
はい。ウチのfacebookページのURLでございます。
さぁ、この画面になったら実際にタグへデータを書き込みますんで、スマホの背面にあるリーダーライターをタグにかざしてやりましょう。まぁタグの上に乗っけてやるのがいいでしょう。
touchanoteについて ※ちょっとマニアック?
touchanoteについてはGigazine辺りの記事を読んでもらうとして、touchanoteで使えるタグについてサイト上での説明では、
Touchanote supports NFC Forum-endorsed Type 1 and Type 2 tags, such as MiFare Ultralight C tags. Both types are re-write capable, or can be locked to secure content.
NFCフォーラムのType1、Type2をサポートということで、RL-700Sのタグ(ISO15693)については、NFCフォーラムが定めるところのType1〜4の中に入ってないし、あー残念と試してもいませんでした。
が、自動認識展期間中に、@UPM_J_RFIDさんに、15693のタグでも使えるよと教えて頂いて、うそーんと思いながら試してみました。
touchanote利用の流れ
ちょっとtouchanote用のNFCタグを作るまでの流れを見てみましょう。
まずはEvernoteアプリでNFCタグと紐付けたいノートを表示します。
この画面になったらNFCタグに書込みますよ。
やっぱりTypeAのコマンド直叩きの独自フォーマットで書いてるんじゃないんすか?と思ってました。
が、@UPM_J_RFIDさんから貴重なアドバイス頂けました。
ポイントは書込み速度の違い。15693のタグに書き込む時はじっと耐える。動かしたらダメ。(まぁ数秒ですが。。。)
書き込めないと思っていたのは僕がせっかちで書込み途中にNexusSを動かしちゃってたからなんですね。。。
ただ、ここで疑問が発生します。TypeAでも15693でも書き込めるってどうやっているのさ?
touchanoteのタグは何が書かれているのか?
今まで独自フォーマットで書き込んでいると思い込んでいた敗因なんですが、僕は今までNXPのTagWriterというアプリで、NFCタグの読み書きをしていました。
NXPはもう1つアプリを出してます。それがTagInfoです。こっちのがより詳細にNFCタグの情報を表示してくれます。例えばNDEF textで書き込んだNFCタグをTagWriterで確認するとこんな感じ。
これをTagInfoで確認すると、NDEF Textのencodingやlang情報まで表示してくれます。
TagInfoの存在を知らない頃、TagWriterでtouchanoteのタグを確認しました。
あー、Unknown contentってことは、NDEFじゃなくて独自のフォーマットでTypeAに書いてんだろな。そー思ってました。実はコレは勘違い。
TagInfoで見てみると
おぉ。NDEFじゃないですか。だからTypeAでも15693でもいけるんですね。FeliCa Liteでも問題無さそうですね。
※Mifare Ultralightではメモリ容量が足りなくて書けませんでした。Ultralight Cは大丈夫。
NDEFのTypeとしてTextとかURLじゃなくて、MIME type Record。MIME typeがAapplication/vnd.wiseleap.evernote.urlとのこと。ふむ。TagWriterとしてはMIME recordは表示対応してないからUnknown contentという表示になっちゃってたんですね。独自フォーマットだからじゃなかったです。
まぁMIMEの内容はtouchanoteの独自でしょうが。。。
うちのRL-700S付属アプリでタグメモリデータをダンプしてみました。
touchanoteのNDEFデータ部分としては、
Aapplication/vnd.wiseleap.evernote.url
UwERBoxvymiHezZlyH5v/abSZ8rvMnB/TD2QWN0OuQyM69UPvRdkpeJIdZL56bVE
.
ノートブックやノートのIDですかね?この辺りはEvernoteのAPIを調べる必要ありそうです。それっぽいアプリを作れるんじゃないでしょうかね。