touchanoteについて ※ちょっとマニアック?

touchanoteについてはGigazine辺りの記事を読んでもらうとして、touchanoteで使えるタグについてサイト上での説明では、

Touchanote supports NFC Forum-endorsed Type 1 and Type 2 tags, such as MiFare Ultralight C tags. Both types are re-write capable, or can be locked to secure content.

NFCフォーラムのType1、Type2をサポートということで、RL-700Sのタグ(ISO15693)については、NFCフォーラムが定めるところのType1〜4の中に入ってないし、あー残念と試してもいませんでした。
が、自動認識展期間中に、@UPM_J_RFIDさんに、15693のタグでも使えるよと教えて頂いて、うそーんと思いながら試してみました。

touchanote利用の流れ

ちょっとtouchanote用のNFCタグを作るまでの流れを見てみましょう。
 まずはEvernoteアプリでNFCタグと紐付けたいノートを表示します。

 メニューキーで表示されるメニューからその他を選択

 共有を選択

 Touchanoteを選択

 Write to Tag

 この画面になったらNFCタグに書込みますよ。

 あれ?失敗してるよ。。。

やっぱりTypeAのコマンド直叩きの独自フォーマットで書いてるんじゃないんすか?と思ってました。

が、@UPM_J_RFIDさんから貴重なアドバイス頂けました。
ポイントは書込み速度の違い。15693のタグに書き込む時はじっと耐える。動かしたらダメ。(まぁ数秒ですが。。。)

 おー!成功。

書き込めないと思っていたのは僕がせっかちで書込み途中にNexusSを動かしちゃってたからなんですね。。。
ただ、ここで疑問が発生します。TypeAでも15693でも書き込めるってどうやっているのさ?

touchanoteのタグは何が書かれているのか?

今まで独自フォーマットで書き込んでいると思い込んでいた敗因なんですが、僕は今までNXPのTagWriterというアプリで、NFCタグの読み書きをしていました。

NXPはもう1つアプリを出してます。それがTagInfoです。こっちのがより詳細にNFCタグの情報を表示してくれます。例えばNDEF textで書き込んだNFCタグをTagWriterで確認するとこんな感じ。

これをTagInfoで確認すると、NDEF Textのencodingやlang情報まで表示してくれます。

TagInfoの存在を知らない頃、TagWriterでtouchanoteのタグを確認しました。

あー、Unknown contentってことは、NDEFじゃなくて独自のフォーマットでTypeAに書いてんだろな。そー思ってました。実はコレは勘違い。

TagInfoで見てみると

おぉ。NDEFじゃないですか。だからTypeAでも15693でもいけるんですね。FeliCa Liteでも問題無さそうですね。
Mifare Ultralightではメモリ容量が足りなくて書けませんでした。Ultralight Cは大丈夫。
NDEFのTypeとしてTextとかURLじゃなくて、MIME type Record。MIME typeがAapplication/vnd.wiseleap.evernote.urlとのこと。ふむ。TagWriterとしてはMIME recordは表示対応してないからUnknown contentという表示になっちゃってたんですね。独自フォーマットだからじゃなかったです。
まぁMIMEの内容はtouchanoteの独自でしょうが。。。

うちのRL-700S付属アプリでタグメモリデータをダンプしてみました。

touchanoteのNDEFデータ部分としては、

Aapplication/vnd.wiseleap.evernote.url
UwERBoxvymiHezZlyH5v/abSZ8rvMnB/TD2QWN0OuQyM69UPvRdkpeJIdZL56bVE
.

ノートブックやノートのIDですかね?この辺りはEvernoteAPIを調べる必要ありそうです。それっぽいアプリを作れるんじゃないでしょうかね。